群分け(分蜂)は、ハリナシバチを増やす最も一般的で持続可能な方法です。正しく行えば強い1群が健康な2群に。誤ると両方を失うこともあります。
黄金ルール:母群が本当に強いときだけ分ける――カレンダーではなく、群勢と蜜源で判断します。
分蜂できる強群のサイン
巣箱内に数千匹の蜂がいて、暖かい晴れた朝に巣門の出入りが活発。
育児域が広く、巣箱の断面の約1/3〜1/2を占めている。
蜂蜜と花粉の蓄えが十分――外の蜜源が良好なサイン。
巣箱の重量が計測のたびに着実に増えている。
蓄えが少ない場合は蜜源不足のサイン――まだ分けるべきではありません。
分蜂に適した時期
開花期の初め、暖かく蜜源が増えていく時期。新しい群れに回復する時間があります。
長雨や寒い時期は避ける。数日先の天気予報を確認しましょう。
乾いた日を選び、作業は手早く丁寧に。
準備する道具
同じサイズで清潔・乾燥した新しい巣箱(積み重ね式の段箱が最も便利)。
清潔な薄いナイフまたは巣箱分割用の工具、テープ、固定用ベルト。
トレー、清潔な布、薄手の手袋。
分蜂の手順
育児域の中央で巣箱を分け、それぞれに同程度の育児巣房が入るようにする。
どちらにも若い育児巣房と羽化間近の巣房(明るい色)が含まれるようにする。ハリナシバチはミツバチのように卵から急いで新女王を育てません。女王のいない側は、既存の王台から新しい処女王を得ます。
それぞれに空の段箱を1段加え、蜂が巣作りを続けられるようにする。
蓄えが足りない側には蜜壺・花粉壺を少し補う。
隙間をふさぎ、巣箱をしっかり固定してアリやハエを防ぐ。
技術指導に従い、新しい巣箱を元の場所か十分離れた場所に置く。迷い込みを防ぐため、巣箱同士を近づけすぎないこと。
分蜂後の管理
時期 | やること |
|---|---|
最初の1〜3日 | 巣箱を開けない。継ぎ目の周りにアリやハエがいないか確認 |
1〜2週間 | 巣門を観察。花粉や樹脂を持ち帰っていれば良いサイン |
4〜8週間 | 新しい育児巣房を確認し、女王の産卵を確かめる |
分蜂でよくある失敗
弱い群れを分けたり、続けて分けたりして両群とも消耗させる。
隙間を残し、ノミバエに産卵されて群れが腐敗する。
蜜壺を多く壊し、漏れた蜂蜜がアリを呼ぶ。
雨季や花の少ない時期に分ける。
よくある質問
ハリナシバチはどのくらいの頻度で分蜂すべきですか?決まった周期はありません。群勢と蜜源で判断します。蜜源の良い地域では、強群が回復して巣箱が満杯になれば再び分けられます。
はい。ハリナシバチの群れには通常、王台や処女王がいるため、育児巣房と働き蜂が十分あれば新しい女王が生まれます。
